三浦展氏の上流、下流老人の定義に疑問あり
- 2016.04.05 Tuesday
- 00:11
三浦展氏が書いた『下流老人と幸福老人』(光文社新書)で、上流老人、下流老人の定義がなされているそうです。
直接その本を読んではいないのですが、書評などによれば、その定義は以下の通りだそうです。
・上流老人:金融資産2000万円以上
・下流老人:金融資産500万円未満
私は正直この定義には大きく首をかしげざるを得ません。
サラリーマンがまともに働いていれば1000万円〜3000万円ぐらいの退職金があるはずなので、退職金でローンを一括返済したり、株やFX、投資信託で大損していない限り、65歳時点でそれぐらいの額はあるはず。
なので、金融資産が2000万円で上流老人という彼の説に従えば、相当数の人が上流老人ということになってしまいます。
2000万円程度のお金しかなくて上流老人というのは、いかにも感覚に合いません。
以前このブログでも書きましたが、厚生年金は高額所得者ほど不利になっていて、沢山年金保険料を納めていても貰える年金は大したことはありません。
そんな年金しかフローが無くて(平均23万円、上限でも40万円程度)、貯金が2000万円で上流の生活ができるはずがありません。
彼の定義で上流〜下流を分類すると、実際に1/3づつになるとのことですが、分布の割合で定義すると言うのも、自称マーケッターの三浦氏の手法はおかしい。
直接その本を読んではいないのですが、書評などによれば、その定義は以下の通りだそうです。
・上流老人:金融資産2000万円以上
・下流老人:金融資産500万円未満
私は正直この定義には大きく首をかしげざるを得ません。
サラリーマンがまともに働いていれば1000万円〜3000万円ぐらいの退職金があるはずなので、退職金でローンを一括返済したり、株やFX、投資信託で大損していない限り、65歳時点でそれぐらいの額はあるはず。
なので、金融資産が2000万円で上流老人という彼の説に従えば、相当数の人が上流老人ということになってしまいます。
2000万円程度のお金しかなくて上流老人というのは、いかにも感覚に合いません。
以前このブログでも書きましたが、厚生年金は高額所得者ほど不利になっていて、沢山年金保険料を納めていても貰える年金は大したことはありません。
そんな年金しかフローが無くて(平均23万円、上限でも40万円程度)、貯金が2000万円で上流の生活ができるはずがありません。
彼の定義で上流〜下流を分類すると、実際に1/3づつになるとのことですが、分布の割合で定義すると言うのも、自称マーケッターの三浦氏の手法はおかしい。
上位1/3が上流老人ならば、その人達は皆上流老人にふさわしい生活ができるということにならなければなりませんが、金融資産2000万円でそんな上流の生活ができるはずがないからです。
私は勿論上流では決してありませんが、上流老人と言えるのはストックだけでなく、年金以外の毎月のフローがある人だと思います。
上流老人の必要条件、そして十分条件
そんな私は、いつ下流に転落するかもしれない「かろうじての中流老人」だと思っているのですが、だからこそ今の社会制度や政治に問題を投げかけ、また自身を自戒するためにブログを書き始めたのです。
たかだか2000万円程度の金融資産を持っていて自分を上流老人と思っていると、何か起こればとんでもない目にあう可能性も十分にあります。
ただし、老後の幸せの条件はもちろんお金だけじゃあありません。
家族、社会とのつながり、世の為、人の為に貢献していること、目標を持って自己実現のために努力していること等がなければ、いくらお金があっても上流どころか中流とも言えません。
今朝は、すぐご近所の歯医者さんに行って来ました。
先月初めて行った歯医者さんですが、音楽がお好きだと聞いたので、私のビルで予定しているクラシックコンサートとライブのチラシを持っていきました。
すると60歳ぐらいのその先生は、とっても喜んでくださって、しばし音楽の話で盛り上がりました。
自身も歯科医師だという奥さんも、ご主人の楽しみができたと言ってご主人以上に喜んでくださいました。
私は勿論上流では決してありませんが、上流老人と言えるのはストックだけでなく、年金以外の毎月のフローがある人だと思います。
上流老人の必要条件、そして十分条件
そんな私は、いつ下流に転落するかもしれない「かろうじての中流老人」だと思っているのですが、だからこそ今の社会制度や政治に問題を投げかけ、また自身を自戒するためにブログを書き始めたのです。
たかだか2000万円程度の金融資産を持っていて自分を上流老人と思っていると、何か起こればとんでもない目にあう可能性も十分にあります。
ただし、老後の幸せの条件はもちろんお金だけじゃあありません。
家族、社会とのつながり、世の為、人の為に貢献していること、目標を持って自己実現のために努力していること等がなければ、いくらお金があっても上流どころか中流とも言えません。
今朝は、すぐご近所の歯医者さんに行って来ました。
先月初めて行った歯医者さんですが、音楽がお好きだと聞いたので、私のビルで予定しているクラシックコンサートとライブのチラシを持っていきました。
すると60歳ぐらいのその先生は、とっても喜んでくださって、しばし音楽の話で盛り上がりました。
自身も歯科医師だという奥さんも、ご主人の楽しみができたと言ってご主人以上に喜んでくださいました。
私は私が定義する上流老人の様な資産もフローもないのですが、お金以外の面では上流に近づきつつあります。
後は、お金が入ってくれば良いのですが、今日も株価は続落。
4年以内に金融市場に激変が起こると言う私の直感が当たらなければ良いのですが・・・
4年以内に金融市場に大異変が起こると感じた理由


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ブログ村に登録させていただいて
たまに
チラチラ覗いていました
今日、とあるブログで「私は、三浦展言うところの上流老人です」と勝ち誇ったような文章見て、
三浦展?と検索してここにきました(笑)
そういう内容だったのですね
幸せはお金だけではない、けど
やはり幸せを支えてくれるのはお金ですよね
図書館にあれば、本読んでみますね
これからもちょこちょこお邪魔しますね
森永卓郎氏によれば、金融資産1億円以上の世帯は17世帯に1世帯あるそうです。それでも上流とは言い難い世の中になってきている様な気がします。社会保険料や医療費、税金の負担がどんどん上がってきていますから…